施設長から 親愛なるみなさまへ    次のメッセージ
なにかといえば飛び込むことで有名になった、大阪は道頓堀の戎橋。
以前、この橋のたもとに「戎橋劇場」という名画座がありました。

選りすぐった映画2本立、「女性のための愛の劇場」がキャッチフレーズでした。
もちろん、ここは愛の映画ばかりではなく、根性ある作品もかけていました。

50年前のことです。
あるとき、アラン・レネ監督の『夜と霧』をみてしまいました。
アウシュヴィッツをテーマにした、中編ドキュメンタリーです。

どういったらよいかわからないほどの衝撃をうけました。
以来、この50年というもの、くりかえしこの映画をみています。

2020年はアウシュヴィッツがソビエト赤軍によって解放されてから75年になります。
昨年12月にドイツ・メルケル首相の行った演説全文が『世界』4月号に掲載されました。

みなさんにぜひとも読んでほしいと思いました。
とはいえ、多忙なみなさんのことです。
時間の許す時にでも読んでくださればありがたく存じます。

                                         矢野

                     

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